暦の上では節分はまだ少し先ですが、今日はむこっこに鬼がやって来る子ども達に聞くと「一年で一番怖い日」です。
大暴れする鬼をあざみさん(5歳児)が中心になり、お酒(のつもり)でご機嫌をとったり、相撲で勝負をしたりして皆で力を合わせて鬼を部屋の外に追い出さねばなりません。
そんな話をどんぐりの皆にしながら、鬼はどうしてやってくるのだろう?と考えてみました。
鬼は友達に意地悪したり、食べ物を好き嫌いしたり、してはいけない事をする子どもが大好きでそんな子どもを探しにやって来るらしい。
皆はどうかな?と聞いてみました。どの子も頑張り屋のよい子達だって。ほんとかな?(笑)
それなら、鬼に捕まる事はないね!と守部神社の鬼はまだ屋根にいるかしら?と見に行く事にしました。
その前に、四股踏みをして今日は保育士に鬼の面をつけてもらい、豆まきの練習をする事にしました。
皆の見ている目の前で、頭の上に鬼の面をつけているだけなのに、顔を引きつらせ泣き出す子どもも…。
ダメダメ、弱虫の所にも鬼はやってくるよ!と話すと涙を納めて自分に「うそっこの鬼、これは先生!」と言い聞かせているようでした(笑)
鬼は~外。って豆をまくんだよ。って、話ているのにいざ、鬼に対峙すると「エイッエイッ!」(笑)
皆必死に投げていました。
節分の日の豆まき、どうなるかな?ご家庭でもやってみて下さいね。
守部神社の鬼、いるかな?と出かけたものの、本当に屋根にいなかったらどうしよう…。
屋根にいなかったら、その辺にいるから出会った時の為に魔法のお豆(うそっこ)をポケットに入れて
屋根の見える所へソロリソロリと進んで行き、そっと見上げてみると鬼はまだ、屋根の上から睨みをきかせていました。
よかった~。早速本殿にお参り。
「鬼が来ても、皆で追い出せますように。頑張るので神様も力を貸して下さい。」これで安心。
いつものようにおいなりさんにもお参り。誰かがネズミの神様!って間違って覚えていて皆で大笑い。
おいなりさんの所は神様の声が時々聞こえる不思議な場所。今日も聞こえるかしら…と皆で耳を澄ましてみました。
ザワザワと梢を渡る風の音と鳥の鳴き声。聞こえた!と思ったらカラスの鳴き声でした。
おいなりさんの鈴の前で、自分が振る!とか、前に立つ!とかの場所取りでもめ始めたどんぐりさん達。
隣のお寺の屋根の鬼が目をギラギラさせて怒っているみたい。
今にも屋根から降りて来そう…お豆投げたらよけい怒るよね。どうしよう。と相談すると、考えあぐねた子どもが「ハッピーをあげる!」と。
本当、ハッピーをあげたらホッコリしてくれるかな?って事で、お皿に思い思いのハッピーを乗せて、屋根の鬼に差し出しました。
じっと見ているとうっすら鬼も笑ったように見えました。
そこで、安心していつものいいもののあるのぞき穴の道を通ってどんぐりに帰りました。
今日は日陰はつめたかったけれど、ごっこの世界を楽しみながら楽しい散歩が出来ました。
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